インプラントの費用の仕組み

インプラントは保険のきかない高額な治療であることから、治療費を聞いただけで敬遠してしまっている方もいるかもしれません。確かに、インプラント治療は他の保険治療と比べると高めの治療費になり、治療したときの出費は多いですが、非常に多くのメリットがあるため、長い目でみた場合、実は費用対効果が大きく、お得感、満足度の高い治療法であると言えます。
インプラント費用の内訳

インプラント費用として提示されるのは、一連のインプラント治療にかかる治療費の合計で、
「インプラント本体(人工歯根)」「土台(アバットメント)」「被せ物(上部構造)」
という3つの部分を合計した金額、というように計算されます。
例えば、インプラント本体の料金(A)、土台の料金(B)、被せ物の料金(C)とした場合、
A+B+C=インプラント費用 ということになります。
インプラント費用を左右するもの

インプラント費用に含まれるもの

追加料金が必要なケース
通常のインプラント治療に加え、次のような特殊な状況でプラスアルファの処置を行う場合においては追加料金が発生します。
骨が少なくて骨を増やす手術が必要な場合
インプラントの寿命とメインテナンス
インプラントは長く持たせることが可能な治療

一方、他の治療(ブリッジや入れ歯)の場合、ほとんどの場合が数年でやり直しが必要になり、10年単位で持つ例はあまりなく、その都度やり直しの料金がかかるのに加え、だんだんと周囲の歯も含めて悪くなるので、さらに次々と治療費がかさんでいきます。
インプラントは他の歯も健康に保ちやすい

インプラントの寿命はメインテナンス次第

医療費控除について
インプラントは一般的に高額な治療費がかかります。ですが、医療費控除の申告をすれば費用の一部が還付されるので、是非覚えておくことをおすすめします。
治療を受けたご本人様、または同一家計の配偶者やご家族の方の為に、医療費をその年の1月1日〜12月31日までに10万円以上(注1)支払った場合、一定の金額(注2)の所得控除を受けることができます。この際、保険金等で補てんされた金額は除きます。
(注1)所得額200万円未満であれば所得金額の5%
(注2) 最高で200万円
医療費控除の注意事項
ご自身の治療の為にかかった交通費、お子さまの通院などの付き添いにかかった交通費も医療費控除の対象となりますので、通院した日、通院に掛った費用は、逐一記録し控えておいて下さい。(自家用車で通院した際のガソリン代や駐車場代などは対象外です。)
詳しくは国税庁の「 No1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例 」のページをご参照下さい。
なお、医療費控除は、必要書類が揃っていれば5年前までさかのぼって申請することができます。
ご不明な点などございましたらお気軽にスタッフまでお尋ねください。